不思議な話

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【5分で読める短編小説】青風の小径|夏の終わりに心の声がそっと芽吹く物語

夏休みの終わり、胸のざわつきに導かれて森へ入った少女・莉央が、風のささやきの中で忘れかけていた気持ちと向き合う物語です。幼なじみとの別れ、言えなかった言葉、胸の...
ファンタジー

【5分で読める短編小説】星のささやき樹|星と記憶がめぐり寄る幻想的な夜の物語

旅人アイルが迷い込んだのは、星の声を宿すといわれる不思議な古木のもとでした。静かな山間の夜、彼の前に現れたのは「星の言葉を聞く」少女。二人の出会いが、忘れていた...
ファンタジー

【7分で読める短編小説】ひとしずくの魔法|真夏に現れた“涼しさの妖精”と歩く小さな冒険

真夏の商店街で打ち水をしていたななの前に、水滴から現れた“涼しさの妖精”ルゥ。ふたりは商店街のお店を巡りながら、人それぞれの「涼しさ」を集めていきます。温度では...
ミステリー

【7分で読める短編小説】午後3時のブレンドと手紙|“待つこと”でつながる静かな約束の物語

街角の喫茶店「オルゴール」に毎日訪れる“3時の人”。彼が残していく白い封筒と、誰に届くこともない手紙。その秘密に触れた店員の咲良が、やがて“待つ”という行為に込...
SF

【7分で読める短編小説】未来免許更新センター|“未来を選ぶ自由”を求めた男が起こす静かな革命

2055年の社会では、人々は数値化された“未来適応ライセンス”によって評価され、未来へ進む資格を定期的に証明しなくてはならない。だが、平凡な男・結城蒼が更新を拒...
SF

【7分で読める短編小説】代理進化サービス|“進化”よりも大切なものを選んだ男の物語

驚異的な進化を“選択”できる未来。知能も肉体も感情も、数万年先の人類へと一気に近づける──そんな代理進化サービスが当たり前となった世界で、ひとりだけ“退化”を申...
ファンタジー

【5分で読める短編小説】パンくずの小道|心が疲れた夜にだけ現れる、帰り道の物語

夜の森に、ふいに現れる小さな道。それは迷うための道ではなく、立ち止まるための道でした。家でも学校でも居場所が見えなくなった少女が、甘い香りに導かれて辿り着いたの...
ファンタジー

【短編小説】絵の中の森へ

町の写生大会の朝、少年・遼(りょう)は胸がざわついていた。みんなは川辺や古い街並み、花壇や噴水を選ぶ。安全で、人目に映えて、確実な構図。だけど、遼はふと、誰も振...
SF

【短編小説】料金は未来で

「最近、また現れたらしいよ。あの黒いタクシー」都市伝説マニアの間では有名な噂だった。乗れば“どこへでも行ける”という黒塗りのタクシー。しかも、乗ると運転手は一言...
ミステリー

【短編小説】204号室の朝食

大学二年の夏、光太は海沿いのリゾートホテルで住み込みバイトを始めた。アルバイト募集の条件に「早朝勤務歓迎」とあったのを見て、他に競争相手もいないだろうと応募した...